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イッカク堂 大川有明薬品商会

薬の知識

<薬成分からの検索>

薬効成分の説明

 

 

解熱鎮痛剤

 解熱剤は、異常に上昇した体温を下げる薬で、解熱剤の作用の仕方には次の3つに分けることができます。

  1. 体温調節中枢の興奮を静めて調節レベルを正常に戻す
  2. 皮膚の血管を拡張して皮膚への血流を盛んにし、外気による冷却をはかる
  3. 汗の分泌を盛んにし、汗の蒸発熱として体温を放出する

 痛みに関して、痛みを感じる痛覚中枢は体温調節中枢と近い位置関係にあり、体温調節中枢の興奮を静める解熱剤は同時に視床の痛覚経路の興奮をも静め痛みを止める働きがあります。従って解熱剤は鎮痛剤ともなります。 解熱鎮痛剤としては以下のものがあります。

 

かぜ薬

 かぜ(かぜ症候群)はありふれた病気で、大抵の人は年に何回かかぜにかかりますが一般に症状は軽く、5 〜 7日ぐらいで治癒します。風邪の症状は、鼻水、くしゃみ、鼻づまり、のどの痛み、せき、たん、悪寒、発熱、頭痛などで、症候の群です。したがってかぜは、上気道(鼻、咽喉)粘膜にいろんな原因で発生する急性の炎症の群を総称した言い方となります。かぜ薬製剤としては、

1)解熱鎮痛剤

 解熱鎮痛剤項を参照

2)抗ヒスタミン剤

 抗ヒスタミン剤・・・鼻水、鼻づまり、くしゃみなどのかぜの初期に効果があります。・・・塩酸ジフェンヒドラミン、サルチル酸ジフェンヒドラミン、タンニン酸ジフェンヒドラミン、酒石酸アリメマジン、マレイン酸クロルフェラミン、塩酸トリプロリジン、など

3)鎮咳剤

 かぜの症状の一つである咳を止めるために配合。リン酸コデイン、リン酸ジヒドロコデイン、塩酸アロクラミド、塩酸ノスカピン、クエン酸カルベタペンタン、クエン酸チペピジン、ジブナートナトリウム、臭化水素酸デキストロメトルファン

4)気管支拡張剤

 咳の発生に関連する気管支を交感神経の興奮により拡張させ、咳を抑制するために配合。製剤としては、dl−塩酸メチルエフェドリン、dl−メチルエフェドリンサッカリン塩、など。

1)解熱剤は異常に上昇した体温を下げるための薬で、解熱剤の作用としては、 次の3つに分類されます。 

5)去痰剤

 グアヤコールスルホン酸カリウム、など。

  1. 体温調節中枢の興奮を静め、調節のレベルを元に戻す
  2. 皮膚の血管を拡大して皮膚への血流を盛んにし、外気による冷却をはかる
  3. 汗の分泌を盛んにし、汗の蒸発熱として体温を放熱する

解熱剤としては以下のものがあります。

 

胃腸薬

 胃腸病の症状としては、痛み、嘔吐・吐き気、酸症状、食欲不振、膨満・停滞感、下痢、便秘があげられます。一般的な胃腸薬に表示される効能・効果を列挙すると次のようになります。

1)制酸剤

 胃液中の酸を中和し、その酸度を下げ、または胃液の分泌を抑えます。
製剤としては、炭酸水素ナトリウム(重曹)、メタケイ酸アルミン酸マグネシウム、酸化マグネシウム、炭酸マグネシウム、合成ケイ酸アルミニウム、 感想水酸化アルミニウムゲルなど

2)健胃生薬

 健胃生薬には、苦味性健胃生薬、芳香性健胃生薬、辛味性健胃生薬の3つあって、要するに苦味や辛味方向性のある生薬の刺激によって分泌液等の分泌をたかめて消化を助けるるものです。
  @苦味健胃生薬:センブリ、オウレン、オウバク、ニガキ、ゲンチアナ、リュウタン
  A芳香性健胃生薬:ケイヒ、ハッカ油、ウィチョウ、チョウジ
  B 辛味性健胃生薬:ショウキョウ(生姜)、ショウキョウ末(生姜末)、サンショウ(山椒)、サンショウ末(山椒末)

3)消化剤

 いろんな原因で消化液の分泌が少なくなってきた際、消化作用を助ける目的で用いられるのが消化剤。
消化剤としては、ジアスターゼ、パンクアレン(牛・豚等の膵臓から作った酵素の混合物)、含糖ペプシン、動物胆(ユウタンなど熊・牛・豚・猪などの胆嚢)

4)整腸剤

 腸内細菌のバランスが崩れ、それによって腸運動が抑制されたのを改善させるもの。整腸剤としては、よく耳にするラクトミン(ビオフェルミン)、ビフィズス菌

5)胃腸鎮痛剤

 痛みは病気ではなく、いろいろな病気の症状であって、痛みを取り除いたからといって病気が治ったわけではないが、痛みは苦痛を与えるのでそれを止めるあるいは軽減する必要がある。方法としては自律神経系の末梢を麻痺させるなどにより痙攣や痛みを鎮めたりします。
胃腸鎮痛剤としては、アミノ安息香酸エチル、ロートエキス、エンゴサク、臭化水素酸スコポラミン

6)止瀉剤(シシャ)・内服殺菌剤

 内服殺菌剤は、有害最近の発育を抑えたり、胃腸内の消毒、異常発酵の予防などにしようします。
 止瀉剤は下痢を止めるものですが、下痢は一種の自己防衛本能的な生理現象ですからむやみに止めるべきではなく、その原因により適当なものを選ぶ必要があります。
 製剤としては、クレオソート、タンニン酸アルブミン(タンナルビン) 、ゲンノショウコウ、ヨウバイヒ、アクリノール(乳酸エタクリジン)、薬用炭、次硝酸ビスマスなど

8)抗潰瘍剤

 製剤としては、アカメガシワ、メチルメチオニンスルホニウムクロライド、カンゾウ、など

8)下剤

 下剤は便秘に使用されるのが主ですが、腸内細菌や有害物質を排除する目的でも使用されます。
製剤としてはとしては、大黄(だいおう)、センナ、アロエ、ケンゴシ(あさがおの種子)など

鎮咳去痰薬

 咳はいろんな病気にともなってあらわれる一つの症状です。咽頭、喉頭、気管、気管支等の粘膜、あるいは肺や胸膜に刺激を受けた時、反射的に起こる呼吸器の運動が咳です。 咳を起こす主な原因は、

  1. 気道の炎症による刺激
  2. 分泌物または異物の刺激(痰咳、煙にむせて)
  3. 肺、胸膜、心臓等の病気
  4. 胃、その他腹部臓器からの刺激
  5. 機関誌の緊張、痙攣

などです。咳は患者に苦痛を与え、安静な睡眠を妨害したり、心臓や肺に悪い影響があるのて取り除くことが望ましいです。その際咳を沈める薬が鎮咳薬で、痰によっておこる咳をのぞく薬を去痰薬といいます。
製剤としては、リン酸ヒドロコデイン、dl-塩酸メチルエフェドリン、、塩酸メトキシフェナミン、ノスカピン、マレイン酸クロルフェニラミン、メタケイ酸アルミン酸マグネシウム、塩酸セチルピリギウム、、、など

強心薬

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五疳強心薬(小児五感薬)

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動脈硬化用薬および血管補強薬

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眼科用薬

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外皮用薬

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鼻炎用薬

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口腔・咽喉用薬

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アレルギー用薬

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婦人薬

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痔疾用薬

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気付清涼薬

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貧血用薬

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鎮暈薬(酔い止め)

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駆虫薬

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漢方薬

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保健栄養薬

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