薬効成分説明
薬の箱や袋などにどんな薬品が配合されているかを表記されていますが、それがどのような薬効があるのかよくわかりません。そこでこのページでは簡単に説明しておきますので、薬を服用するときなどに参考にしてください。
- あ
- アスピリン
- アスピリンアルミニウム
- アセトアミノフェン
- アラントイン
- アリルイソプロピルアセチル尿素
- エテンザミド
- イッカク
- 塩酸ジフェヒドラミン
- 塩酸ナファゾリン
- dlー塩酸メチルエフェドリン
- か
- 葛根湯(カッコントウ)
- カフェイン
- クエン酸チペピジン
- グリチルレチン酸
- ケイヒ(桂皮
- ゴオウ(牛黄) コンドロイチン酸ナトリウム
- コンドロイチン酸ナトリウム
- さ
- サルチルアミド
- サリチル酸ジフェンヒドラミン
- センソ
- た
- 炭酸水素ナトリウム(重曹)
- な
- ニンジン
- ノイシリン
- ノスカピン
- は
- ビタミンA
- ビタミンB1
- ビタミンB2
- ビタミンB6
- ビタミンB12
- ビタミンC
- ビタミンD
- ビタミンE
- ビタミンK
- ビタミンP
- ヒベンズ酸チペピジン
- d-ボルネオール
- ま
- マレイン酸クロルフェラミン
- や
- ユウタン(熊胆)
- ら
- リン酸コデイン
- リン酸ジヒドロコデイン
- わ
解熱薬、鎮痛薬。鎮痛効果および解熱効果はアスピリンよりも弱い。副作用はアスピリンよりもわずかに少ない程度。アスピリンに対してアレルギーを示す患者でも、本品ではアレルギー反応をしめさないといわれている。
鎮咳、鎮痛薬。コデインはアヘンアルカロイドT種で、鎮痛作用、神経機能作用、鎮咳作用など一般にモルヒネとにているが作用は遙かに弱い。副作用はすくないが、長期連用すると便秘や悪寒、めまいを起こすことがある。本品は麻薬に指定されているが、その100倍散は麻薬から除外される。
鎮咳、鎮痛薬。非麻薬性中枢性鎮咳剤。コデインを改良して鎮咳効果を増したもので(コデインの約2倍)、コデインと同じく呼吸抑制などのモルヒネの副作用は弱く、鎮痛作用はモルヒネより劣り、コデインより強い。
交感神経作用系の気管支拡張薬。交感神経に働いて気管支の緊張や痙攣を弛緩(しかん)する作用があるので、喘息その他の咳に用いられるほか、蕁麻疹(じんましん)等のアレルギー性疾患にも有効。
鎮咳去痰薬。
鎮咳作用はコデインと同等またはそれ以上の効果あり。気管支分泌促進、貴堂粘膜繊毛上皮運動促進作用がある。去痰作用もあり、習慣性はないが、副作用として一過性のめまい、脱力感、悪寒が出る場合がある。
鎮静役、催眠薬。緩和な
鎮静薬として、解熱鎮痛薬に配合して鎮痛作用を増強。就眠薬としては服用後30分で作用が現れる。副作用として、血小板減少症が特異体質の人に現れることがある。
中枢興奮、強心薬。本品の適量は脳の作用を促進し、精神的肉体的な仕事の能率を高め、疲労をのぞき、睡眠を防ぐ。また心臓および腎臓に働いて強心利尿作用を表す。解熱鎮痛剤に本品を少量を配合するとその効果が増強する。
BACK
〔薬効〕発育を促進し,肌をなめらかにし,病気に対する抵抗力を増す。目の働きをよくし夜盲症(とり目)をなおす。欠乏すると発育が阻止され,視機能に障害が起こる。すなわち光の変化に対して急速にそれに応ずることができなくなる。
常用量一日 2,000〜100,000国際単位。
一般用医薬品としては1日最大分量は4,000国際単位である。幼児は2,000国際単位である。
ビタミンA効力の1国際単位(1I.U.)とはビタミンA(レテノール)0.3μg(レチノールアセテート0.34μg)あるいはβ一カロチン0.6μg当量である。
〔薬効〕糖質の代謝を促進し,食欲および消化機能を刺激し,神経機能を調節し,便通を整える。すなわち神経の栄養に必要などタミンである。欠乏すれば脚気症状や神経炎症状を起こし,食欲減退し,疲労しやすくなる。従ってビタミンBl(チアミン)は脚気,栄養障害,胃腸障害,神経炎,神経痛等に有効である。
塩酸チアミン 常用量1回1〜10mg 1日1〜30mg(経口)
一般用医薬品としてはビタミンBlおよびその誘導体並びにそれらの塩類の1日最大分量は30mgである。
〔備考〕
配置家庭薬においては,硝酸チアミンが最もよく用いられるが,消化管から吸収がよく血中濃度が長時間保たれる易吸収性または持続性ビタミンBlと呼ばれるベンフォチアミン,ビスベンチアミンも用いられるようになった。
塩酸チアミン 常用量1回1〜10mg 1日1〜30mg(経口)
一般用医薬品としてはビタミンBlおよびその誘導体並びにそれらの塩類の1日最大分量は30mgである。
〔備考〕
配置家庭薬においては,硝酸チアミンが最もよく用いられるが,消化管から吸収がよく血中濃度が長時間保たれる易吸収性または持続性ビタミンBlと呼ばれるベンフォチアミン,ビスベンチアミンも用いられるようになった。
〔薬効〕欠乏すると発育がおくれ,皮膚炎を起こし,唇や口の粘膜,口角に炎症や亀裂が起こり,口内炎,舌炎,口角炎等が起こる。また視覚の機能に重要な役割を果たし,薄明の中で視力増強に有効であるとされている。肝臓の働きをよくする。その他脚気にはビタミンBlのみならず,ビタミンB2(リボフラビン)を併用すればより効果がある。
〔備考〕リボフラビンはきわめて水に溶けにくいが,リン酸リボフラビンナトリウムは水によく溶ける。
リボフラビン 常用量1日2〜30mg
一般用医薬品としてはリボフラビンの1日最大分量は30mgである。
〔備考〕リボフラビンはきわめて水に溶けにくいが,リン酸リボフラビンナトリウムは水によく溶ける。
リボフラビン 常用量1日2〜30mg
一般用医薬品としてはリボフラビンの1日最大分量は30mgである。
〔薬効〕生体内のたん白質の代謝および脂肪の代謝に関与している。また脚気やベラグラはビタミンB6(ビリドキシン)の欠乏が合併しておこることが多い。そのほか抗皮膚炎因子の1つとして各種皮膚炎への有用性が認められまたビタミンBlとならんで神経系機能の円滑化に最もたいせつなどタミンと考えられている。
塩酸ビリドキシン 常用量1日5〜100mg
一般用医薬品としてはビリドキシンおよびその塩酸塩,誘導体の1日最大分量は100一喝である。
塩酸ビリドキシン 常用量1日5〜100mg
一般用医薬品としてはビリドキシンおよびその塩酸塩,誘導体の1日最大分量は100一喝である。
〔薬効〕ビタミンB12(シアノコバラミン)は抗貧血作用があり,欠乏すれば貧血を起こす。また成長促進作用や肝臓疾患に有効である。各種の貧血や肝臓疾患に用いる。
シアノコバラミン常用量1日1〜1,500μg
一般用医薬品としては,シアノコバラミンおよびその塩類の1日最大分量は,60μg(栄養剤として他の代謝性薬剤と配合する場合)および100μg(単味製剤又は鉄剤等の配合剤)である。
シアノコバラミン常用量1日1〜1,500μg
一般用医薬品としては,シアノコバラミンおよびその塩類の1日最大分量は,60μg(栄養剤として他の代謝性薬剤と配合する場合)および100μg(単味製剤又は鉄剤等の配合剤)である。
〔薬効〕細胞と細胞をつなぐセメントのような物質(結合組織)を造る働きがあり,ビタミンC(アスコルビン酸)はその成分をなすコラーゲンの生成に必要とされている。Cが欠乏すると毛細血管の結合組織の生成が悪くなり,血管がもろくなり出血しやすくなろ。欠乏すると壊血病を起こす。その他,伝染病に対する抵抗力の減少,毛細管出血,貧血,歯ぐき出血,むし歯等の症状があらわれる場合もある。また皮膚の色を黒くするメラニン色素の生成を阻止し,漂白する作用もあるといわれ500n唱〜1,000
閥の大量がつかわれる場合もある。
アスコルビン酸 常用量1日50〜2,000mg(経口)
一般用医薬品としてはアスコルビン酸およびその塩類の1日最大分量は2,000mgである。
閥の大量がつかわれる場合もある。
アスコルビン酸 常用量1日50〜2,000mg(経口)
一般用医薬品としてはアスコルビン酸およびその塩類の1日最大分量は2,000mgである。
〔薬効〕ビタミンE(トコフェロール)の作用は@生殖腺に対する賦活作用A末梢循環の促進B動体内での抗酸化作用CビタミンAやカロチンあるいは必須脂肪酸の吸収利用を助ける。D酵素系における各種物質代謝への関与がある。特にビタミンEは,その抗酸化作用により体内での有害な酸化作用を防いでいる。老化や各種成人病の原因の1つとなっている過酸化脂質(不飽和脂肪酸が酸化されて変わる。)の増加を抑えている。
トコフェロール 常用量1日100〜300mg
一般用医薬品としてはビタミンE剤の1日最大分量は100mg(栄養剤として他の代謝性薬剤と配合する場合)および300mg(一般用でビタミンEの効能をうたう場合)である。
〔備考〕現在ではトコフェロールより安定性のある酢酸トコフェロール,さらに粉末化されたコハク酸トコフェロールカルシウムが用いられるようになった。
トコフェロール 常用量1日100〜300mg
一般用医薬品としてはビタミンE剤の1日最大分量は100mg(栄養剤として他の代謝性薬剤と配合する場合)および300mg(一般用でビタミンEの効能をうたう場合)である。
〔備考〕現在ではトコフェロールより安定性のある酢酸トコフェロール,さらに粉末化されたコハク酸トコフェロールカルシウムが用いられるようになった。
〔薬効〕血液の凝固に必要なプロトロンビンを肝臓中で合成するのに役立つ。従ってビタミンKが不足すると血液が固まらなくなる。また新生児は生後1〜2日間は食物摂取が不十分なのと,腸内が無菌状態であるため常にKは不足し,しばしば出血死する。欠乏すると肝臓が侵されやすくなる。また利尿
作用もある。従って各種出血,黄痘,肝硬変,妊娠浮腫に有効である。
フィトナジオン 常用量1日10〜50mg
作用もある。従って各種出血,黄痘,肝硬変,妊娠浮腫に有効である。
フィトナジオン 常用量1日10〜50mg
〔薬効〕抗ヒスタミン薬
体内でのヒスタミンの生成を抑制したり,あるいはヒスタミンと括抗する作用を有している。また,血管拡張,粘膜の浮腫,気管支痙れんを軽減する作用や鎮静作用がある。副作用として最も一般的なものは鎮静作用にもとずくねむ気で,抗ヒスタミン剤の大部分は多少ともこの副作用をもつが,ジフェンヒドラミンの塩類はその中でもねむ気を起こすのが強いものである。この副作用は夜間ではむしろ望ましいものであるが,昼間で注意力を集中する必要のあるとき,特に自動車運転時など事故の原因になるので注意を要する。このねむ気はカフェイン剤,エフェドリンとともに使用すれば軽減できる。またこの鎮静作用は数日間の連用によってある程度減弱する。その他,人によっては。渇,顔面紅潮の副作用もある
〔薬効〕抗ヒスタミン薬
現在繁用されている抗ヒスタミン剤のうちでは,きわめて強力なもののひとつで,ヒスタミン,ヒスタミン様物質に対し強力な括抗作用を有する。鎮咳去疾作用はない。治療量と中毒量のへだたりが大きく,副作用は少ないがねむ気,口渇がある。
別名を朝鮮人参,御種人参,高麗人参などと呼ばれ,朝鮮および中国の原産で,朝鮮,日本(長野,福島,島根)およびソ連で栽培される多年草で,4〜6年生の根を乾燥したもの。
〔作用・適用〕胃腸の衰弱による新陳代謝機能の低下した者の胃部のつかえ,停滞感,消化不良,嘔吐,胸痛,腹痛,弛緩性下痢,食欲不振に用いる。そのほか強壮,強心,補精,鎮静,抗糖尿の目的で使用する。